小説投稿

「幻想のお話」/「悠月 風華」[pixiv]

今日は何故か、 紫に連れられて外の世界へ来ていた。 紫の考えてることが、よく分からない なにがしたいのやら……。 「ねー、霊夢。」 「何よー。」 「折角、外の世界に来たのに ゴロゴロしちゃうわけ~?」 「んー、良いじゃない。 それより、なんで連れてきたのよ。」 と、言うと紫は考え始めた。 …理由、なかったっての?? 「…たまにわね。ゆっくりしたいじゃない」 ボソッと呟いた紫の声。 この場には二人しか居ない、 だからよく聞こえた。 「ゆっくりしたい…ねぇ。 幻想郷でもゆっくりしてるじゃない。」 正直なところ、そうだ。 私の場合、異変解決と妖怪退治が 仕事であるから、何もすることが無い日の 方が圧倒的に多い。 その分、幻想郷は昔よりは 平和になった。と実感することができる。 …まぁ、暇ではあるけど。 「…幻想郷じゃ、貴方は”博麗の巫女”。 普通の少女として過ごせないじゃない?」 ふと、紫がこんなことを言う。 …私は幻想郷でも充分に 日々の生活を満喫しているというのに 紫は余計な考えをして、 それを行動に移してしまう。 「…普通の少女、ね。 私には縁がない話しね。」 「悲しいこと言うわねぇ」 「そもそも、 博麗の巫女にしたのはアンタじゃない。 今更何を考えてんのよ?」 「…そう、ねぇ 今になって後悔してるわ。」 とか、紫は言い出す。 何だか最近の紫の様子は何処か可笑しい。 今まで、ちゃんと巫女の仕事をしろと 言ってきたコイツが……だ。 急に『後悔した』なんて言い出す 「よく分からないわ、アンタ」 「……ねぇ、霊夢」 「何よ」 「露骨に嫌な顔しないでちょうだい」 「はぁ…で、なに?」 「ここに、住んじゃいましょっか」 …何、言ってるんだろうコイツは。 急にこんなこと言い出すだなんて 「アンタさ」 「何かしら?」 「頭でも打ったの?」 「……なにが言いたいのかしら」 ムッと怒り始めてしまった。 あー、もう紫の考えが分からない。 一体何があったっていうのよ。 「今までアンタは、 幻想郷が全てだったじゃない それがなんで急にそうなるわけ?」 本当に、意味が分からない。 心做しか、紫の表情が悲しげに見えた 「貴方はさ、考えたことはある?」 急にそう切りだした 「何を??」 「…巫女としてずっと人生を歩んで 行くことは、辛いとか。」 またよく分からない話をする 巫女として生きていくの

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久しぶりに、
ゆかれいむ短編小説を投稿しました。

風華

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